がん保険の選び方にとても悩む理由のひとつに、がん保障を謳っている保険の種類があまりに多いことがあります。
将来もしがんに罹って治療を行なうことになった場合、保険で治療費等を保障してもらうためには、主に次の3つの方法があります。
●がんのみを保障対象とするがん保険に加入する
●医療保障に含まれるがん保障で対応する
●死亡保障に特約としてがん保障をつける
ここでは3つめの「死亡保障に特約としてがん保障をつける」場合についてお話したいと思います。
現在、ほとんどの人が死亡保障○○○万円などといった生命保険に加入していますが、このときに特約としてがん保障をつけている人も多いです。
このタイプでは、個別にがん保険に入るより、がん保障にかける保険料がぐっと安くなるケースが多いのです。
保険料が安くあがるのはメリットと言えますが、やはり安いにはそれなりの理由もあります。
まず特約の場合は保障内容がいまひとつ物足りないことが多いです。
例えば入院日数に制限がある、診断給付金が出ない、10年などの更新型が多く決まった期間ごとに保険料が上がっていく、主契約の死亡保障が終了した時にがん保障も終了したり継続には一時金が必要だったりする、などです。
また生命保険の大型死亡保障は60歳で終わってしまい、その後はお葬式代程度の保障だけを残す人が多いのが現状です。
大型保障が終わる時にがん保障を継続する場合には、100万円ほどの一時金が必要になることも多く、継続できない人も少なくないようです。
60歳を過ぎるとがんに罹るリスクも大きくなってくるのに、この時期にがん保障が切れてしまうのはとても残念です。
特約でがん保障をつければ保険料は安く済みますが、本当に安心できる保障はどれなのか、がん保障の選び方はよく考えて決めてください。
借金している場合は念のため過払い請求ができるかを確認しておきましょう。特に5年前以上の借金であれば過払い金 取り戻すことができる可能性が高いです。